朝、レオが 口から矯正器具を外そうとして、割ってしまった。
これは、・・・・。 確か、片方で 63000円だったはず。
完全に 真っ二つに 分かれてしまっているぞ。
高校時代の後輩が 札幌で歯科を開業していることを思い出し、ケータイに連絡して
事細かに 事情を話した。
「ああ、状況は 分かりました。 ところで、先輩、今 どこですか?」
「ちょうど、札幌に いるんだ」
「あーー、今、ぼくね、静岡に 遊びに来てるんですよ」
まったく 使えない奴である。
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高速に乗り、富良野へ。
カーナビの指示を無視して、三笠ICで下りる。
偶然 見つけた恐竜の博物館に レオが入りたがり、途中下車。
時間も お金も 浪費してしまった。
11時半に 富良野に入る。
さだまさし の歌が脳裏に こだまする。
まずは お昼を食べようと思って、「北の国から」 でシュウが 純を待ち続けた 喫茶店 「北時計」
を カーナビに 入力。
ところが、「設定しました。 目的地には 12時間以上です」 という 音声案内が。
まさか、と思って ナビ上の地図を動かしていくと、関東地方まで 続いているではないか。
なぜ、私が 富良野まで来て、お昼を食べるために 関東まで 行かなければならないのか?
あとで調べてみると、残念ながら 富良野の 「北時計」 は 閉店してしまったらしい。
寂しいかぎりである。
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お昼を後回しにして、五郎の家がある 麓郷の森へ。
まずは 順番通り、丸太小屋の方に 寄ってみる。
駐車場で降りて、土手の脇の水溜りを覗いてみると、大きな オタマジャクシ が うじゃうじゃ いるではないか。
麓郷では、水道の蛇口をひねったら ミミズが出てくる、という噂も 本当なのかもしれない。
驚いて水面近くにカメラを向けると、大半が逃げてしまったが、まだ 数匹は顔を ちょっと水面上に出している。
あれ? オタマジャクシにしては 形が変だぞ。 カエルになりかけで 手足が4本はえているのは
分かるが、体が細長く10cmくらいで、ウーパールーパーのような 愛嬌のある 姿なのだ。
そして、そのすぐ横には、その生き物の卵らしき 寒天状の 大きな筒が 長く続いている。
私は、まだ 地球上で発見されていない 新種の生き物を 見つけてしまったのだろうか。
もし、そうだとしたら、学術名は 私の名にちなんで、大ルーパー とでも名付けようか。
この場所を秘密にして、定期的にペットショップに持ち込めば、ひと財産 築けるだろう。
慎ましい 今の生活から開放され、レオに もっと旨いものを 食わせられるぞ。
回転寿司では、5枚に1枚くらいの頻度で 120円皿を取らせることも 吝かではないし、
焼肉を食べに行った際も、「上と並では、並の方が 高級だよ」 と嘘をつく必要もない。
私の頭の中で、妄想が 膨らむ。
aその後、森の中を歩くと、野鳥の囀りが 心を癒す。
aんーー。 いいところだな。
a富良野に来て、麓郷に行かないなんて、
aクリープを入れないコーヒーのようなものである。
a車で「石の家」に移動。
aここは有料である。砂利道を上っていくと 見えてきた。
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おお。 10年前に来たときは、まだ撮影の関係で 80m
ほど離れた展望台からしか 見学できなかったのに。
今は 直接近づいて、建物の中も 入れるんだな。
これなら、300円払っても 値打ちがあるぞ。
レオが 室内に展示されている ドラマの写真を見て、
「五郎って、ほんとに いた人なの?!」
と すっとんきょうな 声をあげている。
おいおい、北の国から を知らないのか?? これは 富良野の基礎知識だろうが。
私たちの子供のくせに 黒板五郎を知らないとは。 まさか、もぐりか?
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最後に 「遺言」 に出てきた ‘ 拾ってきた家 ’ に行った。
ここも 入場料300円。
前に来たときは、オープンしたてだったのか、道が大渋滞で 見学を諦めたのだが、今回は じっくり堪能できた。
おおーー。 これが 純と結の家か。
2人は このドラマの台本上で結婚し、収録後、本当に
結婚した。
今、別れてしまったのは、これら施設を管理する団体としても 大きな損失だろうな。
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富良野市街に戻り、駅近くのレストランで 名物 「富良野オムカレー」
を食べた。
定義通り、本当に 中央に 「旗」 が 立てられていた。
a有名な ファーム富田 へ行った。
aところが、ラベンダーが咲いておらず、ハゲ山のような状態で
aあった。
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なんのために ここに来たのか分からず、仕方なしに ラベンダーが咲いている 写真の前で レオを記念撮影した。
⇒これなら、富良野に来なくても 撮れたかもしれない。
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美瑛に向かう途中で 「トリックアート美術館」 というのを見つけ、
面白そうだったので 入ってみた。
今回の旅は、まったくの 行き当たりばったり である。
入館料は高かったが、値段分は十分楽しめた。
あとで札幌の仲間たちに聞くと、けっこう 有名らしい。
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美瑛に近づいたので、とりあえず ナビに 「パッチワークの丘」 と 入力する。
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ところが、特にきれいな景色も、それらしき風景も 一度も見ない
まま、「目的地付近です。運転、お疲れさまでした」 と何もない
場所で 案内が 勝手に終了してしまった。
多分、シーズン中なら 美しいところなんだろうな。
⇒
aその後、セブンスターの木、親子の木などを見学。
aこれまた 時期が悪いのか、うちの近所にも生えていそうな
a普通の木ばかりであった。
aお金を返してほしい気分であったが、よく考えたら もともと見学は
a無料であった。
旭川を経由して 札幌に 8時前に戻る。
まずは ジンギスカンを食べに、キリンビール園へ。
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ところが、レオが 同じ敷地内で営業していた 「蟹問屋〜ビアハレ〜」 が いい と言い出す。
金のかかる 困った奴である。
最後にデザートもついており、美味しかった。
夜、1人で出かけようと思い、レオに 「今日はお母さんとお風呂に入ってね」 と言うと、
「もう5年生やから、女風呂なんて 恥ずかしくて入れん!」 と激しく 抵抗された。
おお。 こんなに 小さいくせに、生意気にも 成長してるもんだな。
いつまでも子供だ と思っていたのに、驚いた。